塾長ブログ
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教育の話題や塾で気づいたことの発信です。
教育は消費なのか、投資なのか。
2023/09/01教育は消費意識でするものか投資意識でするものか?
点数を買いに行くのか、能力をつけに行くのか?
塾に関して言えば、点数を買いに行くのが消費で、能力をつけに行くのが投資ということになります。
核家族の構成で考えると、独立して(実質的に)家庭を持つまでにどれだけのリターンを得られるかで言えば、明らかに投資意識のほうがうまく行きますが、実際には消費で明け暮れているのが現実のように思います。
「今度のテストで点数が上がらないようなら塾を辞めさせるぞ。カネ払っているんだからな」というのは明らかな消費意識です。
世の中に学歴フィルターは存在しています。社会的簡便法です。1万人もの応募者を1人ずつ全員わずか二ヶ月でみることはできないので、フィルターにかけるのは合理的です。
そして、難関大からの就職は、20代の早いうちに年収1000万円を超えます。
そうでなければ、年収300万円〜500万円。
その後の人生がちがうことになると思います。
全員かどうかは問題ではありません。そうではない例があるからといって、この事実は覆らないのです。
やり方をまちがって、教育虐待をする人がいますが、それは、親が消費行動をしながら、子供に能力を求めるのが間違っているのです。点数を買うような消費をしながら、能力がつくことはない。親としては、こういう事実を知らなければなりません。それが愛情です。
明らかに、投資こそ教育です。
でも、多くの人はすぐに結果を求めるので、消費にしかなっていません。それで満足なら、親の消費行動なのでそれでいいのでしょうけれども、子供のことを考えたら、まるでちがうやり方があるということを知っておくのはいいことだと思います。
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