塾長ブログ

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教育の話題や塾で気づいたことの発信です。

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ホームページをリニューアルしました!

2022/09/28

9月24日(土)から、新しいホームページに移行しました。今後ともご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

さて、日本は今も工業社会で、自動車産業などの製造業が日本経済を牽引していますが、「知識がパワーをもつ世界」も広がっています。為替も株式投資もウェブの世界もそうですが、高度な知識を活用することで威力を発揮する世界はどんどん広がっているのです。

「知価社会」と言われて久しいですが、幅広い学力・学習力は今まで以上に重要度を増していくことになりそうです。

一方で、日本国民の約6割が年収400万円以下で暮らし、貧しさや閉塞感が世間に漂い始め、実際に日本の国際的地位は転落し始めました。NHKスペシャルでも報道されましたが、中流階層はすでに崩壊しています。

そのような状況にもかかわらず、

教育の現場では、「頑張らなくてもいいよ」という風潮、「置き勉」を容認する風潮、勉強しなくてもいいような空気感が漂っているように見えます。勉強する人としない人の二極化。勉強させる家庭とさせようとしなくなった家庭の二極化。・・・もちろん、傷ついている人、今力のでない人が頑張らなくてもいいのは当然です。しかし、「心臓の悪い人にランニングは害になるが、健康な人にランニングはメリットになる」のと同じで、全員が頑張らなくてもいいということではありません。でも、「あの子は頑張らなくてもよくて、なぜわたしはがんばらなければいけないの?」という比較思考に対して、「あなたはそれでいいの?」と切り返せない価値観のご家庭が多いのも事実です。日本では、同質圧力を自然と納得してしまう思考が染みついていることが多く、そうなるとみんなと一緒に沈んでいくことになります。そして、知価社会に対応する力を失えば、貧しさは高い確率で確定します。

もう格差は固定するのか?富は富を、貧乏は貧乏を世襲するのか?と思われるところですが、日本には、まだ人生を変える方法が、広く残されています。その一つが「受験」です。

受験は、比較的公平な制度で、社会的階層をわたる仕組みとして今も機能しています。

スポーツなど他の方法で人生を一変させることもできますが、日常生活、一般的な活動の中で人生を整えるには、やはり学問を身につけ「知価社会」に対応できるようにすることが一つの選択肢となるでしょう。そのためには、付け焼き刃なその場しのぎの受験スキルを磨くというのでは足りません。

能力を高める必要があります。

そんなこと、できるのですか?

できます!みなさん、成長期を終わってしまうと忘れることが多いと思いますが、成長期は、能力が変わります。脳みその構造が変わります。小5〜高1は脳が高度に構造化されるとき。受験を成長の機会として利用して、自分に対して働きかけることで、大きく成長するのです。公立中学校教諭24年間、本当にたくさんの成長を目の当たりにしてきたから、確信を持って言えます。

であるのに、多くの塾では、受験スキルを教えます。多くのご家庭の期待もそこにあります。しかし、これはもったいない。成長期の生徒は能力が変わるのです。スキルを使う能力そのものが変わるのです。

学年順位27位で入塾した子。ほどなく、

「自分、能力が変わったと思わん?」と言いたくなるほど、目に見えて変化しました。

「うん、そう思う」

と言ったその子は、次のテストでなんと学年6位まで上がりました。

やり方次第です。気持ち次第です。能力は手に取ることはできません。でも、確実に変化を感じることはできるのです。数字は、あとからついてきます。

もう、点数のために塾に通い、高校受験や大学受験が最終目標という塾の使い方は終わりました。

将来にわたって使える能力を身につけるために、その指導ができる塾を利用してください。

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